月収100万円への道はいずれにしても険しそうですね。例えば、「会社を経営する」というのはどうでしょうか? 「そんな事が出来るくらいなら、あれこれ悩んでなんかいないってば。」と言われるかもしれませんが、その収入のメカニズムを一応考えてみましょう。

 

【1】 人を雇う  
 
 

 「人を使って働かせて、利益を得る」のですから、かなり効率の良いビジネスのはずです。例えば、あなたが誰かを雇ったとしましょう。そして一日に8時間働くとします。こうなるとあなたは1日に16時間分の収入を得ることになります。あなたはAさんの8時間の一部を使って生産性を上げたので、従業員であるAさんを「てこ」として使った事になるのです。

          

あなたの8時間
Aさんの8時間
16時間
 
 
あなたの「てこ」
 
 
 
あなたの生産性が上がった!
 

 


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【2】 不動産業の例  
 
 

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 例えばあなたが不動産の免許を取って、不動産業を始めたとします。そして事務所を構えて独立した営業マンと契約したとします。当然あなたの労働力だけでなく、営業マンのAさんの労働もあなたに還元されるわけです。複数の営業マンと契約すれば、ますます効率の良いビジネスになります。あなたは契約した営業マンの売り上げの何パーセントかをマージンとして取ります。あなたが広告費やAさんのトレーニング費を出していますし、不動産業の免許があるからです。リスクを負っているので当然と言えるでしょう。
 ですからその分あなたは代理店として利益を得ることになります。しかしAさんはあなたの従業員ではありません。彼は独立したコンストラクターであなたの会社の壁にライセンスを掛けているだけです。
  ポイントはブローカーもエージェントも家を売っている利益は同じだ、という事です。「てこ」を持っているか持っていないかの違いだけです。ブローカーであるあなたがどれだけの収入を得るかは「てこ」であるAさん達エージェント次第です。

 
 

代理店

あなた

何%かが入る

 
 
契約
↓ ↑
 ↑  
 
営業マン
Aさん
Aさんの売り上げ  

 


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【3】 「てこ」とは?  
 
 

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 この「てこ」の原理とはより大きな手段を使って目的を達成する「お金儲けの裏技」です。例えば6億円を投資して年10%の利子で回せば、月に約490万円の収入になるわけです。これはお金を「てこ」に使った例です。お金を持っている人の所にはお金が集まるんですよね。このような「てこ」をみんなが欲しがっているのです。「じゃあ誰もが平等に手に入れる事ができる「てこ」って無いのかなぁ・・」って思いませんか?

   
あなた
   
代理店
   
彼らはあなたの「てこ」となる→
Aさん
Bさん
Cさん
 
営業マン
営業マン
営業マン

 

 しかし、「てこ」の力を使ったビジネスにも欠点があるのです。この不動産の例で「てこ」の欠点について考えてみましょう。

 

 


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【4】 「てこ」の欠点  
 
 

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 実はここで例に上げた「てこ」には欠点があるのです。ブローカーであるあなたは営業マンを複数持てるのですが、営業マンは営業マンを持てないのです。ブローカーであるあなたには働く「てこ」の力が営業マンであるAさんには働きません。Aさんは労働報酬を得ているだけの状態ですが、こうした状況はいつまで続くでしょうか。

 
 
   
あなた
 
   
ブローカー
 
   
   
★ Aさんはエージェントを持てない
Aさん
Bさん
Cさん
 
 
エージェント
エージェント
エージェント
   
           
   
 
   
 
 

 

 あなたはAさんに仕事のやり方をよく教えれば教えるほど、次にあなたが恐れる時がやってきます。2年もするとAさんはどうなりますか?そう、自分でブローカーになるんです。あなたはたまったものではないですよね。困った事が二つ起きます。
 1つめはエージェントが自分から離れますから、収入の道が途絶えます。
 2つめはそれよりも深刻です。Aさんが自分の競争相手になってしまうのです。ノウハウを全部伝授したAさんがライバルになるのです。
 

Aさんに独立されると・・・
あなたの収入源がなくなる
あなたの競争相手になってしまう。

 

つまりこういうことです・・・

 

 
 
       
     
あなた
 
ライバルになってしまう
ブローカー
 
 
独立!
   
Aさん
 
 
 
 
 
ブローカー
エージェント
エージェント
エージェント
   
           
 
Bさん
 
   
  エージェント            
     
       

 

 
 

 これは不動産業界に限った事ではありません。どんな仕事でも同じです。「経験の為に働いただけですよ。」ということを聞いた事があるでしょう。独立心の旺盛な能力と情熱のある人ほど、知識を盗めるだけ盗んで独立する、ということです。
 これまで訓練をしてきた雇用主で独立された人は何人いるでしょう?自分の競争相手をつくってしまった人はどれくらいいるでしょうか。

 

 


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【5】 さらに深刻な事態に・・・  
 
 

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 次にもっとひどい事が起こります。Aさんが独立して近くに店を出しました。ブローカーになったAさんはエージェントを雇います。その一人がBさんだとします。Bさんもあなたから直接訓練を受けたAさんから訓練を受けて、やがては独立して競争相手になります。これは限りなく続きます。

 

   
あなた
 
  ライバルになる
ブローカー
 
   
   
Aさん
 
 
 
 
 
ブローカー
エージェント
エージェント
エージェント
   
           
 
 
 
   
エージェント
  エージェント            
     
Aさんから独立!
   
     
Bさん
     
     
ブローカー
     
     
     
       
 
     
     
エージェント
     

 

こうしてあなたは連鎖的に競争相手を生みだしていくわけです。

 

 これはデザイン事務所でも運送屋でも同じ事。「小規模ビジネス」では能力のある人間がいつまでもあなたの「てこ」となってくれることはないのです。あなたにとって良いのは最初だけ、2年もすれば「能力のある人間」は独立していくことになるでしょう。
  仮にこうした問題が起こっても大企業なら大した問題にならないのです。大企業は毎年新卒の人間を採用し、他社から優秀な人間を引き抜く為のヘッドハンティングを専門とする人間がいる、埋め合わせが十分に出来る体制を持っているので、こうしたことが起こっても存続出来るだけの体力があるのです。個人を生かす為の経営ではなく「会社を存続させる為の経営」という考え方が中心にある為です。何千人規模のリストラも平気で行い、従業員を豊かにする為にあるのではなく、会社が存続する為にある大企業だからこそ、出来ることなのです。

 この事を個人が自分の小さな事業に応用するととんでもなく痛い目にあうことになるのです。大きなリスクを自ら生みだし、自分自身の首をしめる。実力主義は大いに結構な事ですが、自分自身が報われる為には結局、会社の規模を大きくし「大企業型」に順応していかなければなりません。

 
大企業型ビジネスモデル
 
 
VS
 
 
個人の小規模事業
 
 
全く別物と考えるベシ!
 
 大企業とは全く違う基礎の上に成り立つ個人事業主が、大企業型ビジネスモデルに振り回され、自分の首を絞めている例は無数にあります。

 

 

 


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【6】 フランチャイズ型ビジネス  
 
 

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 フランチャイズ型のビジネスを考えてみて下さい。本部のノウハウを使って店舗を持つのですから、自分で1からお店を持つよりは遙かに楽に開業することが出来るでしょう。多くの「てこ」を持つ本部は儲かります。しかし「てこ」になっているあなたには「てこ」は持てません。

先程の不動産の例と全く同じ事です。

   
本部
 
   
   
★加盟店は加盟店を持てない
A店
B店
C店
 
 
FC加盟店
FC加盟店
FC加盟店
   
           
   
 
   

 ちなみにフランチャイズ参加には大きな金銭的リスクがあります。自分で考え、「自分の理想の店を出す」という人よりも「FCに参加すれば儲かるんじゃないか。」と、安易に考える人が多く、損益分岐にも届かず借金だけが残るという事も少なくありません。

某ラーメン店FC 
(直営店28店 FC152店)

加盟金100万円
保証金100万円
研修費 25万円
宣伝費 30万円
不動産保証金250万円
内装工事費680万円
その他95万円

合計1,280万円
ロイヤリティ月商の5%

某食品店FC
(直営店57店 FC73店)

加盟金50万円
保証金100万円
店舗設備・什器・ショッピングセンター入店保証金2850万円

 



合計3000万円
ロイヤリティ 月商の3〜5%

某弁当店FC (FC3275店)

加盟金100万円
保証金300万円
その他開業費100万円






合計500万円
ロイヤリティ 毎月9万円+月商の10%

某丼物店FC 
(直営店2店 FC29店)

加盟金100万円
保証金80万円
厨房設備一式450万円
調理道具、レジスター等70万円
ユニフォーム20セット15万円
販売促進費140万円
消耗品7万円
研修費 30万円

合計892万円
ロイヤリティ 月商の2%

某寿司店FC 
(直営店11店 FC130店)

加盟金100万円
開業指導料50万円
保証金150万円
営業備品180万円
研修費 20万円


合計500万円
ロイヤリティ 月商の5% 設備使用料月商の8%

 

 上記の大手弁当店のフランチャイズではすでに加盟している各店から最低毎月9万円入ってくるので、本部は黙ってても35億円の収益が上がることになります。おいしい「てこ」を持っているんですね。

 

 


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【7】 発想の転換  
 
 

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 ここで発想の転換をしてみましょう。 金銭的リスクを負わず、自分の「てこ」を持つ方法はないのでしょうか?また、あなたの「てこ」の力を確実に働かせ続ける方法はないのでしょうか? 収入の道が途絶えたり、ライバルを生み出したりすることなく、利益を生み続ける方法はないのでしょうか?

 

発想の転換!
金銭的リスクを負わない!
自分の「てこ」を持つ!
ライバルを生み出さない!

 

 

 

 

実はたった一つだけあるのです。

 

 

 

 

 

 

それは本当の「てこ」の力を得る為に全員の利益が同じになる状況を生み出す。という事です。

これが「個人経営」における大いなるパラダイムシフトです。

全員の利益が全て同じになる状況を作り出す

これが出来ればあなたのビジネスは容易に回転を始めるのです!

 

 

 

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